ひとり部長のひとりごと

社会人1年目で社内起業を始めたひとり部長がその経験を語ります。Mac関連もつぶやきます。映画のレビューはサブブログに移行しました。世の中の明るいニュースだけをまとめたエントリーも始めました。

【新規事業の芽生え】僕の全てを語ろう。

3つの課題

外に出かけて仕入れてきた技術情報から既存の事業に合う形で提案してみても、なかなか上司はそれを受け入れてくれない。(5年後にはきっと当たり前になってるんですよ!今やればプライオリティーを得られるのに。)

 

気持ちはよくわかる。

新しいことを始めるには投資も必要だしそれなりの覚悟がいる。

僕が上司だったら新入社員がぱっと思いついたようなアイデアを真剣に実行してみようなんて思わない。

失敗したら自分が責任を取らなければならないからだ。

しかも誰がやるのかという問題。提案してきた本人は技術もスキルもないので当然社内で提案に沿った技術とスキルを持った人間を登用する必要が出てくる。

この3つの

 

  1. コストの問題
  2. 責任の問題
  3. 人材の問題

 

これをクリアしない限り、前に進むことはできない。

 

これが繰り返されるうちに、この「受け入れられない問題」そのものを解決しなければと考えるようになった。

 

そして、上司に提案するたびに、僕に素晴らしい製品、技術を伝えてくれた企業のことがなんとも不憫に思えてきて、ここで終わらせるわけにはいかないと思うようになっていた

 

ものづくりへの興味

地方から高い出展料を出して、工数と移動距離をかけてきている中小企業も沢山いる。

 

僕と晴れて繋がったのに、持ち帰って検討しますね!またご連絡します。しかし連絡が来る事はなかったちゃんちゃんで終わってたら意味がないじゃないか。




そして興味は次第に技術情報から、ものづくりのプロダクトそのものへと移っていった。

 

目の前にある技術は話を聞けば聞くほどその素晴らしさを理解するための土壌が足りない事に気づき、結果よくわからなくなってくる


一回のプレスで金属を鏡のようにツルツルに加工してしまう技術を持つ会社があるとしよう。実際あるのだけれど。これを見たときに純粋に凄いと思うが、具体的になぜこれを開発したのかどんなところに使われることで製品に生かされているのかよくわからないのだ。


一方、これはセンスの話になってしまうのだけれど、

 製品は見た瞬間わかる

それはデザインであったり使い方であったりいろんなきっかけがあるのだけれど、それが良い製品であればあるほど、ぱっと見たときに足が止まってしまう。不思議なほどに

 

話を聞けば聞くほど、何故それを作ろうと思ったのか、何を解決したかったのか、必ず開発者のきっかけと思いが存在し、そのためにこういう技術が必要だったので頑張って研究した、手伝ってくれる会社を探した、といった経緯が理解できるから、そこに使われている技術レベルの価値がわかるようになってくる。

 

ちょっとだけ紹介しよう。

環境に配慮した植物由来の素材を配合した抗菌性の高いプラスチック、公開特許と印刷技術を合わせた汚れの消える液晶保護フィルム、ガスコンロの修理中の気付きから開発した吹きこぼれのしない鍋・・・

これらはどれも疑いようもない素晴らしい製品であり思いのこもった製品だが、特にSEO対策はしていないので、知る人しか知らない。

 

会社の事をもっと知りたくなる

商品の価値、技術レベルの価値がわかるようになると次はその会社そのものに興味を持つようになる。どこの会社か何代目か従業員は何人か資本金はいくらか、町全体で売りにしているものは何か観光名所はなどなど。

そこで作られたものはその風土でしか育まれない何かがあるからだ。

 

そして、迂闊にも僕に目をつけられてしまったものづくり企業は大抵の場合、その商品のプロモーションがうまくいってなかったりウェブの活用ができていなかったりいまだに紙ベースでアンケートをとっていたりする。製品そのものはものすごくいいのに、個人の消費者にまでその思いが届いてないのはものすごくもったいなかった。だから展示会へ出展していたのだ。

 

そのうち僕は、自分が展示会で見つけた全国のものづくり知られていない素敵なものづくりの製品に日の目を見せてやりたいと思うようになった。

これは、地方のものづくり中小企業を救い、地方産業の活性化を図るという大きなビジョンにつながった。

 

僕の中に、何か覚悟の芽が出始めた。

 

 

個人の思いから社会的課題の解決へ

ここで課題とやりたい事を一旦、まとめてみよう。

 

課題:

イデアが実行されない、できない

やりたい事:

全国の素敵なものづくり製品を発掘して広める

 

さらに課題をもう少し広げてみる。

課題:自分と同じようにやりたいことがうまく実行できない立場の人が全国の企業の中にたくさんいるはずだ

これは何も僕のように新規事業考えろや新製品を考案しろとか命令を受ける立場の人だけじゃなく、事業の先行きを不安に感じ何かしなければならないと思いながらも上に述べた3つの課題に含まれるような資金の問題、人材不足、アイディア不足などによってどうしたら良いかわからなくなっている主に2代目の社長なども含まれてくるはずだ。

 

そして戦後70年以上たった今、作れば売れたような高度経済成長はすでに終わり、同じような課題を抱える企業の数はピークに達しているはずだ。

 

www.meti.go.jp

 データ活用を進める上での課題としては、「自部署の保持データがあるが、活用仮説の導出が難しい」「外部と自社のデータを組み合わせた仮説導出が難しい」といった回答が多くを占め、データ自体は保有しているものの、有効な活用方法が見いだせていない企業が少なくないことがうかがえる 

従来の製造業では、IT化が進んでいるといっても、現場のデータは現場の改善に使われるほか、必要と考えられる一部の情報が経営層へ届くというやり取りに過ぎなかった。それが、IoTの進展により、工場の生産、品質、安全に関わるすべてのデータをネットワークで有機的に結合し、どこで何が起きているかを可視化し、そのデータを使った最適な経営の実現が可能となってきたのである。

さらに、このような動きが、製造業のグローバル展開の中で進んでいるため、顧客ニーズの多様化、バリューチェーンの中での価値創造の複雑化、変化の早いグローバル競争における自社事業の強みの見極めといった様々な課題と相まって、製造業は競争上の新たな機会と脅威にさらされているのである。

 

僕が直感的に、感じたことは全く正しいことだった。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、言語化してくれた経済産業省に感謝。


これをコンサルティングするのが、自分の使命だと考え始めた。

 

今日はここまでにしよう。

See you, when I see you.